Lenovoのバッテリー自主回収

Lenovoが先日、日本国内で販売された一部PCのリチウムイオン・バッテリーを自主回収する発表をしました。

当初、3月に一旦発表後、上記4月の発表でさらに対象機種が増加したとのこと。当方も中古・ジャンク再生品中心にThinkPadを数台保有しているのですが、うちX220が4月に対象機種となり、チェックすると見事(?)回収対象ロットに引っかかりました。

対象となった場合、上記画面の「継続」リンクから手続きをすると、新しいバッテリーとの交換(新品到着後、旧バッテリーを回収)進めます。以下、交換までの流れを参考までに記しておきます。

  • 4月29日(水)夜:回収対象品であることを確認。Webから住所・電話番号を入力し交換を依頼。(電話番号は、後述の回収
  • 4月29日(その直後):申込み確認の旨のメールが到着(自動送信)。
  • 5月1日(金)夜:新品出荷の旨、および配送業者(佐川急便)と伝票番号を記したメールが到着。
  • 5月2日(土)午後:着荷(最初の配送時不在にしていたので、実際の受け取りは夜)。
  • 5月3日(日)朝:伝票に記載の回収センターに集荷を依頼も、日曜は申込み不可との回答(同梱の書類にも確かにその旨書いてありました)。
  • 5月4日(月)朝:改めて集荷を依頼。翌日以降の日付で、時間帯指定は不可とのこと(集荷時に不在の場合、通常の不在連絡票に記載の連絡先を使って個別に時間帯指定をすることになるとのこと)。
  • 5月5日(火)朝:佐川急便が集荷に来訪。

新バッテリーが配送されてきた梱包箱。バッテリー1本にしてはかなり大きな箱です。梱包箱には、返送時の連絡先を記載したA4紙と、佐川急便の着払伝票が同梱されています。

新バッテリー。FRUは「45N1172」で、X230のFRUリストに記載があるものです。したがって、X230・X220両方使える可能性がありますね(手元にX230がないので試せませんが...)。

旧バッテリー。SANYOのセルが使われていたようです。

なお、注意事項としては、

  • 集荷受付の際、A4紙には「Webで入力した電話番号で本人確認を行う」旨の記載がありましたが、実際には着払伝票の問い合わせ番号(12桁)と名前を言うだけで本人確認となりました。
  • A4紙にもきちんと記載がありますが、日曜は電話が繋がるものの、集荷受付の申込みはできないことに注意(2015年5月10日まで。2015年5月11日以降は日曜に加え祝日・年末年始も不可)。

私の場合、回収品の集荷手続きで若干のロスがありましたが、それでも1週間で対応完了。連休の中、メーカーの対応としては十分なものと思います。
LenovoのWebページによれば、「日本国内において事故等の事象は報告されておりませんが、お客様に安心して製品をご利用いただくため」の自主回収とのことではありますが、お手元にThinkPadをお持ちの方がいたら、念のため確認されたほうがよいかと思います。